近畿青年技術士懇談会 例会へご参加の会員及び非会員の皆様へ

 

昨年より続くコロナウイルス感染拡大局面をうけ、近畿青年技術士懇談会(青技懇)では昨年4月例会よりZoomを用いたWeb開催を継続してまいりました。
かかる事態の元でも、大きな問題なく活動を続けることができましたのは、偏に皆様のご協力の賜物であると考えております。
改めて御礼申し上げます。

さて、現時点での社会情勢を見渡してみますと、大きな山であった感染拡大第5波もようやく収まりを見せ、9月末での非常事態宣言解除もほぼ間違いない状況となっています。
また、国内希望者へのワクチン接種率についても、2回接種完了者が50%以上を超え、これまでの人流抑制策から、社会生活の再開を視野に入れた社会実証の検討が進むなど、with corona/after coronaの社会に向けた新たなステージに進もうとしています。

一方で、今次のコロナ禍を機会としたリモートワークの普及・推進は目覚ましいものがあり、当初はやむなくWeb開催としていた青技懇の活動も、リモート開催ならではのメリットがあることについて、運営側としても参加者としても、改めて認識を強くしています。

これらの現時点での社会情勢と、これまでの青技懇での例会開催実績と経験を踏まえて、10月以降に開催する青技懇の例会は、「会場+Webリモートのハイブリッド形態」へ移行することといたします。

このタイミングでの「ハイブリッド化」については、幹事の中でも賛否のわかれるところではありましたが、技術的に意味のある感染対策をしっかりとしたうえで、前向きな活動を進めていこうとの思いから、幹事間での議論を経て今回の決断をすることといたしました。

なお、引き続き必要な感染防止対策は必須である状況は変わりはありません。
そこで、幹事会にて議論を重ねた結果、近畿青年技術士懇談会としてのコロナウイルス感染防止のための会場参加ポリシーを以下の通り設定させて頂くこととしました。

 

会場参加ポリシー(会場参加に際して遵守頂く事項) 考え方
三密防止として会場参加人数を制限するため、会場参加は現会員のみに限定させていただきます。
(非会員の方の参加は、Webでの参加で受付いたします。)
感染拡大防止の基本は、三密の防止であり、参加者数の限定です。その上限設定の基準としては、今年度の会員の皆さんを優先することといたします。

*ただし、11月23日に開催予定の30周年記念例会は、開催の趣旨を踏まえて、定員の大きな会場を確保したうえで、非会員の方にも会場参加いただけるように計画中です。

会場参加人数の上限は、会場の大きさ及び会場運営組織の方針を踏まえて、各例会ごとに具体的人数を設定します。 青技懇の活動は、仮会議室などを利用しています。開催場所の運営方針、その部屋の仕様、実施する例会の形態(講演会か、ワークショップか、など)を踏まえて、会場参加人数の上限は、関連する要因を総合的に判断して、各例会ごとに設定することといたします。
会場参加者の方のワクチン接種については、ご自身の重症化防止の観点から、接種可能な方は接種を済ませて参加されることをご推奨します。 ワクチン接種者が感染するブレイクスルー感染が多く報告されている一方で、接種による重症化率が劇的に抑制されていることが報告されています。これを踏まえると、「ワクチンは感染防止ではなく、重症化を防ぐもの」と捉えるのが技術的に正しい解釈であると考えています。
また、日本国内のワクチン接種希望者の50%以上が接種完了したものの、未だに希望者全員にいきわたっていないのも実情です。
以上の事実関係を踏まえて、当会としてはワクチン接種を会場参加の条件とはしないものの、ご自身が感染された場合の重症化抑制の観点から、接種可能な方は接種を済ませて例会に参加いただくことを推奨する、という事をワクチンに対する公式見解とさせていただきます。
例会当日及びそれより前の7日間で、37.5℃以上の発熱があった場合は、会場での参加をお断りします。 これまでに実践されてきた感染防止の基本対策は、青技懇の例会でも励行し、参加者間での感染防止・クラスター発生の防止を図っていきます。
受付時に体温測定をして、37.5℃以上の発熱がある場合は、会場への入室をお断りします。
講師及び聴講者とも、会場ではマスク着用を必須とします。また、入室時には手指の消毒を必須とします。
懇親会の開催については、その時々の情勢を踏まえて開催の可否を幹事会にて判断いたします。 青技懇の活動としては、懇親会での会員相互の交流の場を作ることについて、重要な活動と位置付けています。よって、早期に懇親会の再開をしたいところですが、この原稿を執筆時点では、各種の自粛制限の緩和について、社会実証の計画が議論されている段階であることから、現時点での懇親会再開は、まだ難しいとの判断をしています。
今後の政府・行政の対応進捗も踏まえて、各例会の案内開始の時点で、懇親会開催の可否を判断していくこととします。

 

10月からの会場参加をご希望される方は、上記7項目のポリシーを遵守いただくことを、会場参加の条件とさせていただきます。

なお、今後の開催実績を踏まえて、上記のポリシーは都度改定をしていく予定です。
また、今後、例会当日を含む期間を対象に緊急事態宣言が発出された場合は、会場開催をとりやめ、Webのみでの開催に切り替えることといたします。

未曾有のパンデミックは当分は続きます。
青技懇の活動も「走りながら考える」とせざるを得ない部分も多々あると思います。
ご不便をおかけする点、ご不満に幹事される点も多々出てこようかと思いますので、是非とも忌憚のないご意見をお気軽にお寄せいただければと思います。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

 

2021年9月26日

近畿青年技術士懇談会 代表幹事 藤本 喜敏